肉用牛環境対応生産拡大基盤技術普及事業
肉用牛環境対応収益性向上管理技術普及事業
日本中央競馬会 特別振興資金助成事業
ポイント生産性向上につながる飼養管理の基盤です
必要な広さを確保し、採光、暑熱・防寒対策、換気、衛生対策ができる施設、争いなく清潔な飼料、水を供給できる飼槽、給水施設の整備します
牛房、飼槽の広さ、幅の確保
過密飼育では採食、飲水時間も減ってしまい、ストレスで疾病への抵抗性も低下します。
繋ぎ飼いでは、不自由なく寝起きが出来て毛づくろいできる広さを、群飼いでは、1頭当たり、哺育牛で2.0~3.6㎡から肥育牛6~8㎡を目安に、少頭数、3頭程度で争いも減りストレスが減ります。
飼槽は肥育で1頭幅80~100㎝あればといわれています。


飼料をたくさん食べるように
飼槽は清掃、きれいな水がいつでも飲めるようしておきます。
清掃、乾燥した敷料
清掃、乾燥した敷料は、ストレスのない衛生的な管理の基本です。
汚れた空気は呼吸器病の原因
ほこりや牛の座っている高さでアンモニア臭にも注意して換気をします。
飼養衛生管理基準
飼養衛生管理基準に従って、管理区域を設定し、農場、畜舎等の出入り口の消毒、更衣、長靴交換ができる施設を準備し、消毒や害虫対策を行います。

多頭飼養における黒毛和種繁殖雌牛生産性向上のための代謝プロファイルテストを用いた飼養管理マニュアル
(独)家畜改良センター鳥取牧場 平成28年から

肉用牛農家のみなさんへ
病気の予防は消毒(鹿児島県肉用牛振興協議会)から
「飼養衛生管理基準」につきましては、「飼養衛生管理基準ガイドブック」よりご確認ください。
適温域は発育段階により異なります。
湿度、送風、換気にも注意し暑熱・防寒対策の実施します。
| 適温域 | 生産環境限界温度 生産性に大きな影響が出る温度 |
||
|---|---|---|---|
| 望ましい温度 | 低温 | 高温 | |
| 哺乳子牛 | 13~25℃ | 5℃ | 32℃ |
| 育成牛 | 4~20℃ | -10℃ | 32℃ |
| 繁殖牛 | 10~15℃ | -10℃ | 30℃ |
| 哺乳子牛 | 15~25℃ | 5℃ | 30℃ |
生後3か月くらいまでの子牛と肥育牛は低温に弱く、肥育牛は高温にも弱いです。
湿度も大きく影響するため、夏の高い湿度や冬の低湿度(乾燥)には注意が必要です。
暑さや寒さの影響を示す温湿度指数(THI)= 0.8×温度+ (湿度/100)×(温度-14.4)+46.4
湿度70%くらいだと、25℃(THI70くらい)でそろそろ対策を。
採食量減、繁殖性低下、乳質低下(子牛は下痢)、下痢、肥育ではビタミンA欠乏を招きます。
対策:日よけ(寒冷紗等)、屋根への反射資材塗布、送風機、細霧(湿度に注意)、給水、飼料頻回給与、粗飼料細断

子牛の場合であれば、湿度60%で15℃くらい(THI60くらい)になるとそろそろ対策を
エネルギー要求量増加、体温低下、呼吸器病、下痢、繁殖牛では栄養不足で受胎率低下を招きます。

対策:風よけ(カーテン等)・換気、敷料交換、ゴムマット、ヒーター
室内温度が維持できない場合はジャケット、電熱マフラー、温水給与・代用乳温度管理、飼料増給